2009年 11月 11日
できるだけ、そういうことのないように気をつけていても 家づくりをしている途中には 手直しをお願いする場面がでてきます。 機能面で問題があると感じる場合は、やむをえないにしても 機能としては十分であるにもかかわらず デザイン的に、視覚的に、直感的に受け入れられないと感じる 自分にしかわからないような「こだわり」に執着して 手直しをお願いする場合もあります。 オープンハウスを目前に控えたこの時期でも まだそういう箇所がいくつかあって 今日も現場の職人さんに無理をお願いしてしまいました。 汗水流して施工した部分の手直しを 快く引き受けられないのは当然のことで、叱られるのも仕方ありません。 この7ヶ月間、現場の職人さんが皆、頑張ってくださる姿を見てきました。 なのに「多少の違いだし目をつぶることにしよう」となぜ私は言えないのでしょう。 「こだわり」と「傲慢」は紙一重だと思います。 ひとりの職人さんの怒りは、おそらく他の職人さんの怒りでもあるのです。 そう思うと今までの全てのことが こだわった家の細部のひとつ、ひとつが 私の傲慢さで、できているような気がして とても虚しく思えてくるのです。
by I-Love-Plants
| 2009-11-11 23:59
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