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雨ニモマケズ

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2017年 06月 25日

サン

今日はサンの月命日です。
別れの日から4ヶ月が経ちました。

全く信心深くない私ですが
サンが亡くなってから
49日を過ぎるまでは
なんとか無事に天国まで行けるようにと
そればかりを祈っておりました。

そして49日を迎え
サンは天国の入り口にあるという
約束の虹の橋にたどり着いたのだと
安堵したのでした。

でもそれからしばらくすると
サンの目がジッと私を見ているのを
感じるようになりました。

サンは少し気むづかしいところがあって
他の子達と仲良く遊んでいる姿など
想像しづらい子でした。

待ち合わせの場所にある大きな木の下に
一人ジッと座って
誰かが一緒に遊ぼうと誘っても動こうともせずに
私がやってくるのをひたすら待っている姿が
心に浮かんでくるのでした。

亡くなる前
身体を動かすことが難しくなってきた頃から
サンは私の動きをひたすら目で追っていました。
サン_b0170329_20351450.jpg
私だけを頼りにしていました。

あの時の目で
サンは私が来るのを待っている。
ならば早く行ってやりたいと
思うようになるに至り
これではいけないと
新しく子猫を迎えることを
恐る恐る決めたのでした。

ところが
いざ子猫を迎えに行く日の明け方
夢を見ました。

いつも一緒に病院通いしていたキャリーバッグ。
サン_b0170329_20512714.jpg
ふと見ると
サンがそこに入っているのです。
あれー!?サンいつから入っていたの?
たいへん!お腹空いたでしょう?
バッグから出してやったところで目が覚めました。

サンが亡くなってから
夢に出てきてくれたのは初めてのことだったし
目が覚めたら
やっぱりサンはいないし、で
悲しくてワンワン泣いてしまいました。

こんなことで新しい子猫を迎えられるのだろうか?
そんな不安を抱えながら
3週間前
ブリーダーさんの家を訪ねたのでした。

でも
小さな命を委ねられたら
もう待ったなしで
怪我させぬよう
健康に育つよう
幸せで満たされるよう
もう無我夢中で。

サンごめんね。
お母さん、まだすぐには行けないの。
って言えるようになりました。

私の心の中のサンは
ゆっくり立ち上がり
大きくひとつ伸びをして
木の下を離れて行きました。




by I-Love-Plants | 2017-06-25 20:41


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